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大韓民国歴史博物館へようこそ

  • 大韓民国の歴史は1919年の三・一運動の結果として誕生した臨時政府から始まります。そして、 1945年の植民地支配からの解放と1948年の大韓民国政府樹立を経て今日に至っています。 大韓民国歴史博物館はまさにその歴史を展示するための国立博物館です。

    これまで、韓国の社会の中に、近現代史の解釈をめぐっての分裂と葛藤があったことは認めざるを得ない事実です。 今後、大韓民国歴史博物館は、さまざまな歴史観を持つ人々が互いに合意や同意を結ぶことができる、 客観的でバランスの取れた歴史博物館となるよう努力いたします。これを通じて、 歴史の和解と治癒を経験することができる博物館を目指しています。

    これらのために、大韓民国歴史博物館は、産業化と経済開発の歴史だけでなく、 困難とともにあった民衆の歴史、暗い痛みを抱いた歴史にもスポットライトを当て、 さまざまな歴史認識が共存する空間となるよう努力してまいります。その過程においては、 必ず歴史学界と歴史教育界を中心とした関連専門家たちによる公論及び合意によって進めていくようにいたします。

    また、大韓民国歴史博物館は韓国の近現代史を分かりやすく楽しく伝え、国民に愛される博物館になることを目指しています。 特に、学生が学校で教科書を通じて学んだ歴史を、遺物を通じて直接に体験できる空間に作り上げます。このため、 さまざまな文化技術と結合した最先端の展示コンテンツを開発し、何度も訪れたくなる博物館になるよう最善を尽くします。
  • そして、歴史に興味のある方々のために、多彩な教育プログラムを設けます。 子供から大人に至るまで、さまざまな年代の方が興味を持ち、満足していただけるような機会を産み出し続けてまいります。 一般的な講義形式のみならず、普段疑問に感じていた問題点を質問し、討論する空間を目指します。

    近年、世界的に博物館はもはや遺物を観覧する空間にとどまらず、複合文化芸術空間へと進化しています。これからも、 多彩な文化芸術プログラムを通じて国民誰もが参加して楽しめる場所となるよう全力を尽くします。 大韓民国歴史博物館は、歴史と結合したあらゆるジャンルの文化芸術が繰り広げられる空間を追求いたします。

    また、大韓民国歴史博物館はホームページやSNSを通じて国民の皆様と常にコミュニケーションできる、開かれた博物館となることを目指します。 皆様も多くの関心をお寄せくださり、積極的に参加してくださるようお願いいたします。大韓民国歴史博物館は、皆様の博物館です。 ありがとうございます。

    大韓民国歴史博物館館長